令和7年11月29日(土)に、下京雅小学校で避難所運営訓練(開設編)を実施し、約50名の学区民の皆さんの参加がありました。
26日(水)まちづくり委員会では訓練スタッフの担当者が集まり、訓練前打合せを行いました。そして前回課題として出た「誘導の声が聞こえにくい」「スタッフがわかりにくい」等の問題点を解消するため導入した※、ビブス・拡声器・トランシーバーの使用方法を確認しました。
※公益財団法人 大和証券財団 「2024年度(第31回)ボランティア活動助成」を活用しています。



29日(土)当日 午前9時30分から、参加の皆さん・各スタッフ共、最初にオリエンテーションを行い、全体の流れを確認しました。



続いて、午前10時から避難所運営訓練を開始しました。
運営スタッフは、それぞれの場所で与えられた避難所開設に関する活動を開始しました。学区民の皆さんも「通常避難者」のほか、「帰宅困難者」や「要配慮者」等の役割を演じ、それぞれの受付を経て、適所に誘導しました。
そして、最終的にスタッフの皆さんと共に避難場所となる2階の体育館(アリーナ)へと誘導しました。






メインの避難場所となる体育館(アリーナ)では、設営スタッフが体育館の床に、避難所運営マニュアルに沿って通路と居住スペースを区切ることが分かるように、テープで明示してありました。そして、参加者と共に段ボールベット、段ボールトイレやパーティションの組立てを行い、実際に強度などを体感しました。
また、居住スペースの一画には、避難所と同じようにブルーシートを貼り付け、日本基準の居住スペース1人当たり2㎡や、紛争時や大規模災害時での国際基準3.5㎡(スフィア基準)の広さが分かるようにテープで明示し、避難所でのスペースを体験しました。












訓練後は、みんなでワークショップを行い、避難所運営訓練やその他の問題点について意見を出し合いました。参加していた小学生からも、グループの意見を発表してもらいました。
大規模災害時では、小学生は子供ではありません。次世代の防災リーダーとして、地域の皆さんと共に、避難所運営にも参加してもらいたいです。



今回のような訓練を毎年行うことにより、一人でも多くの方が防災についてお考えいただき、避難所では、皆さんが協力して避難所を運営できるようなればと思います。
また、訓練という名前では、人が集まらない!ので、祭りやフェスティバルのような形で開催しましょう!!と、ワークショップで意見がでましたので、今後の有意義な検討課題にしたいと思います。

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